【DIC元従業員による徹底解説~年収から福利厚生まで~】

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はじめに

・本記事では日本を代表するインクメーカーであるDIC株式会社を徹底解説していきます

・これから就職や転職を考えている方にお勧めの記事です

DICってどんな会社??

DIC株式会社(旧・大日本インキ化学工業株式会社)は、日本の化学メーカーで、主にインキ、カラー素材、機能性樹脂、機能性フィルム、医薬品、農薬などの製造・販売を行っています。以下にDIC株式会社の主な特徴や事業領域について簡単に説明しますが、最新の情報は公式ウェブサイトや企業報告書を参照してください。

  1. 事業領域:
    • インキ事業: 印刷インキやデジタル印刷用インキを提供しています。
    • 樹脂事業: 機能性樹脂や合成樹脂の製造・販売を行っています。
    • カラー&ディスプレイ事業: カラー素材やディスプレイ用材料の開発を行っています。
    • ヘルスケア事業: 医薬品や医療材料の製造を手がけています。
    • アグロサイエンス事業: 農薬や農業用資材などの提供を行っています。
  2. 国際展開:
    • 日本国内外で幅広い市場に製品を提供しており、国際的な企業グループとして活動しています。海外にも多くの拠点があります。
    • 世界中に製造拠点や販売拠点を有しており、これにより地域ごとの需要に応じた製品供給が可能です。アジア、ヨーロッパ、アメリカなどに拠点を展開しています。
    • 世界中の企業との提携や協力関係を築いており、国際的なネットワークを活かして事業を推進しています。
  3. 環境への取り組み:
    • 化学メーカーとして、DICは環境への取り組みにも力を入れており、持続可能な事業展開を目指しています。
    • 大手企業として、DICは再生可能エネルギーの活用を進め、企業のエネルギーの持続可能性向上に寄与しています。
    • 化学メーカーとして、DICは製造プロセスにおいて環境への影響を低減するために努力しています。具体的な取り組みとして、省エネルギー化、資源の有効活用、排出物の削減などが挙げられます。
  4. 歴史:
    • DIC(大日本インキ化学工業株式会社)は、日本の化学メーカーであり、その歴史は古く、長いものです。以下にDICの主な歴史的な出来事をいくつか挙げてみますが、これは簡略化された情報であり、詳細な歴史については公式な資料や企業報告書を参照してください。
    • 1908年: DICの前身となる会社である「大日本製薬株式会社」が創業されました。当初は薬品の製造販売を行っていました。
    • 1937年: 大日本製薬株式会社は「大日本インキ工業株式会社」に改組され、インキの製造にも進出しました。
    • 1945年: 第二次世界大戦の終結後、大日本インキ工業は戦争中の被災や経済的な困難に直面しましたが、その後も事業を再建しました。
    • 1955年: 会社の再編に伴い、「大日本インキ化学工業株式会社」に社名変更されました。
    • 1960年代: DICはグローバルな展開を始め、国際市場に進出。海外での製造・販売拠点を増やしました。
    • 1990年代: 化学製品全般において多岐にわたる事業展開を行い、新しい技術や製品の開発に力を入れました。
    • 2000年代以降: 機能性樹脂、デジタル印刷用インキ、医薬品、機能性フィルムなど、多岐にわたる事業領域において成長を遂げ、グローバルに展開しています。

DICの年収、階級

22年度の有価証券報告書をみると年収の平均は759万円となっています

DICが年収に関して、他の化学業界と大きく異なるところは

大卒も高卒も給与テーブルが同じ

DICの職種は多く「技術系」「生産系」「事務系」の大きく3つに分類されます。「技術系」は研究や分析・解析など、「生産系」は生産技術、生産システム開発、製造など、「事務系」は営業や購買物流、管理部門などの職場で活躍します。

DICの賃金制度は、上記3つの職種すべてに共通した制度になっているため、職種による年収差、というものは存在しません。年齢で決められています。

一般社員は、J級 M級 S級 上級の4段階存在します。階級が上がると給与も大きく上がる仕組みなっています。

J級:高卒、高専卒の位置づけ。

M級:高専専攻科卒、大卒の位置づけ。23歳でM級昇格試験を受ける。

  M級昇格試験試験内容→面接のみ。合格率70%。面接対策をしておけばだいたい受かる。

S級:大学院博士号卒の位置づけ。28歳でS級昇格試験を受ける。S級になると給与大幅UP↑↑

  S級昇格試験内容→面接、論文。合格率30%。論文の題材は当日に発表。大体の傾向はわかっているので事前に論文作成し丸暗記することになる。

上級:S級で一定の条件を満たせば上級昇格試験を受けることができる。参加は任意。

   現場職の人は大体S級まで。上級を受ける人はあまりいない。それくらいの合格率。工場で1人受かる人がいるくらい。

   上級昇格試験内容→面接、論文。論文もより具体的に、より会社にどれくらい利益のあることを書いてあるか見られる。

上級になれば年収も一気に上がり管理職への道も見えてきます。三交代勤務者も上級になると日勤へ降ろされることが多いです。年収がとんでもない額になるため。

DICは激務?残業時間は?

DICの業務量ですが、比較的ゆとりがあるほうだと言えるでしょう。

もちろん部署ごとに違いはありますが、基本的にバッチ生産という形をとっており業務は緩い方だと認識しています。

公表されている平均残業時間9.8h程度なので他の化学業界に比べ少ないことが分かります。

なぜDICの残業時間は少ないのか・・・

DICには定期整備がない!!

DICで作っている塗料系の樹脂に使われる原料は、有機溶媒やドラム原料が多く、ガスや高圧ガスを使用しません。なので法対応が消防法、一圧くらいなので定修がないのです。

GW、お盆、年末年始に工場の生産をすべて停止し、全員休みに入るのはDICくらいではないでしょうか。

ですので帰省もゆっくりできます。

また、三交代で休務者が出た場合の補充も大きく違いがあります。

休務者が出た場合通常なら、前後の班で12時間勤務を行い人数を補う形だと思います。もしくは朝勤務だけ日勤者が代わりに入ったりなど。

しかしDICの場合は朝、昼、夜勤務者の補充はすべて日勤者で補われるのです。※現場によって違い有り

つまり交代勤務者の残業時間の大部分を占める、休務者の補充がなくなるということですね。

これは非常に大きいと思います。残業代で稼ぎたい人には残念なお話かもしれませんが。。。

逆に言うと、日勤者でも稀に夜勤に入る可能性があるということですね。

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DICの福利厚生

  • 休暇制度

年次有給休暇、保存有給休暇、産前産後休暇、小児看護休暇など

年間休日=122日(2023年度) ※土日・国民の祝日など 事業所カレンダーによる

交代勤務者(4直3交替)年間休日=109.25日

  • 住宅

独身寮、社宅、住宅手当、転勤準備金

住宅手当計算式:家賃-20000円÷2=住宅手当支給分

  • 資産形成

財形貯蓄制度、DICドリーム年金、従業員持株会(10%還元)

以上が代表的な福利厚生になります。

入社、中途採用され通勤が難しい場合は、民間のアパートを借り上げて社宅扱いとなります。

月額16000円で住めますので非常にお得です。※光熱費別

DICに中途で入社するには

DICへの中途入社ですが、大手企業の割には意外と簡単に入れるかもしれません

高卒の場合製造オペレーターとなりますが未経験の人も多く入ってきます。

ただ、未経験の場合年収が高卒2,3年くらいからスタートすることもあります。

年齢による裁量はあまりないイメージでした。面接時にしっかり確認しておきましょう。

経験者の場合、無職期間がなくすぐに転職した人は高卒入社でストレートに上がるランクと同じランクに位置ずけされる人もいました。多少下がる場合もあるので、こちらも面接時に確認が必要です。

今までスキルを積み上げてきたわけですから、強気に出てもいいかもしれません

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DICの社風

DICは部署ごとで大きく文化が異なります。

交代勤務のサイクル、夜勤の仮眠時間、休務者の補充等、現場ごとで違うことが多いです。

大体は現場の都合に沿って、決まりますので厳しくなることはなく緩いイメージです。

またどの部署も風通しは良いイメージ

残業時間を少なくしようと会社、組合共に取り組んでいますので、無駄な残業時間がないよう配慮されることが多いです。

最後に

DIC徹底解説いかがでしたでしょうか

今後もDIC関連、化学業界関連の記事を増やしていきますので就職、転職の際お役に立てれば幸いです

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